きれいな かさと はなみのさと
お世話になっております。
相談員の福田です。
圏域であります、新潟県新潟市西蒲区西川地域は
気温は上がらずとも、雪は落ち着きはじめ、気持ちにも余裕が出てきました。
中庭のプランターには溶けた雪を突き抜けて、チューリップが伸びてきております。
さて、本日は「和傘」についてお話を
ある日、ご利用者のお迎えに行くとご本人が
「これ飾ってもらおうと思って」
と、一本の傘を持ってこられました。
とてもきれいな状態で保管されていたものです。
聞けば、
「ばあちゃんが家に嫁に来るときにこの傘をさして来たんだ。もう65年も前になる。」
「家に置いておくより、花見の里ならもっと大事にしてくれるでしょう。だから持ってきたんだ。」
そんな大切なものを我々がお借りして良いのでしょうか!?プレッシャーを感じましたが、玄関に飾らせていただきました。
ご利用者の人生や背景、ご本人の奥様に対する思いも合わせて、人生も預からせていただいています。
単純な「物は大事に」の話とは違いますよね。
下がその傘です。
下から見るとこんな感じで
こまかい所まで、幾何学的に往来して骨と骨とを結んだ糸。緻密です。
きれいな模様は大きな折り鶴。
しばらくは玄関に飾ってありますので、機会があれば是非見に来てください!