火災避難訓練を実施しました。
6月20日(水)日中の火災を想定した火災避難訓練を行いました。
今回の訓練は、建物火災の避難において特に注意しなければならない2項目を重点的に訓練を行いました。
まず、
①迅速な避難誘導と点呼
建物火災による死亡に至った経緯で1番多いのが、
『逃げ遅れ』であり、死亡経緯全体の45.6%にもなるそうです。
また、逃げ遅れる要因でもある避難経路の喪失にも注意が必要です。
事前に定められた避難経路をたどり、一次避難場所へ誘導していきます。
一次避難場所では、傷病確認や点呼を行い入居者様のメンタルケアをしながら2次避難へ備えます。
重点項目のもう一つは、
②排煙
建物火災において最も多い死因が、
『一酸化炭素中毒』です。
火災発生時に発生する煙を、出来る限り多く、出来る限り素早く、建物外へ排出することが重要となります。また、逃げ遅れの要因にもつながる煙による視界不良も想定しなければなりません。
花見の里は平屋建てということもあり、数多くの排煙窓が設置されており、すべて開口すると一気に空気が吸い上げられ換気されます。
職員は避難誘導をしながら廊下やステーションに設置された排煙窓開口器を操作し排煙窓の開放の訓練を行いました。
※訓練時は気温が低めだったこともあり、実際に開放はせず、動作訓練だけを行いました。
あわせて、
通報訓練や
水消火器や散水栓を使用した消火訓練も行いました。
使い慣れない消火器や散水栓を前に途惑いや不安な姿も見られましたが、実際に使用してみることで更に防災意識が高まったのではないでしょうか。
避難訓練終了後には、
西蒲消防署西川出張所の栗野さんより適切なアドバイスをいただき、
最後に園長から、
「我々は一つの命も落とすことは出来ない」
「ご入居者全員の命を守る」などの
防災や災害対応の基本原則を再指導していただき、
危機意識の共有や訓練に向き合う姿勢の再確認が出来たのではないでしょうか。