夜間帯を想定した火災避難訓練を行いました。
今年に入り、
記録的な・・・
想定外の・・・
過去に例をみない・・・などの
本来は稀有な事象として語られなければならないほどの災害が日本各地で発生しています。
地震、台風、水害などは防ぐこと出来ない自然災害ですが、
火災や交通事故などは防ぐことが出来る、防がなければならない人為的災害です。
但し、一口に「防ぐことが出来る」と言っても…火災に関しては非常に複雑な問題であり、先ずは防火意識の向上が最優先課題だと思っております。
今回の夜間想定火災避難訓練では、その防火意識にフォーカスした訓練も取り入れてみました。
取り入れるといっても何か特別なことをするのではなく、夜勤職員自らが出火想定に合わせた初動をプランニングし、図上訓練するその過程の中で生じる疑問や判断の基準などを他夜勤職員や防災担当職員と相談しながら、出来るだけ細かく解決していきます。
人手のない夜間で火災が発生した場合に、自分だったら”どう動く”のか”どう動ける”のか、ご利用者様を守れるのか…
図上訓練を行っていく中で不安要素が積み上がってきます。
不安感…
恐怖心…
それこそが
防火意識向上への一歩であり、
訓練に対する取り組む姿勢に繋がるものと思っております。
今回の火災避難訓練、図上訓練ではほぼ計画通りにイメージの共有が出来ていたものの、実際に実動訓練を行ったところ、平常心を失い適切に判断できなくなる等の一面が見られました。
今一度、実災害時への備えを見つめなおし、防火防災意識の向上を行いながら訓練を重ねていきたいと思います。