災害対応訓練
今回は水災害時の避難に関する防災訓練を行いました。
花見の里所在地において最も発生確率が高い水災害が、
ゲリラ豪雨等大雨による浸水害と
それらが起因となる河川氾濫よる浸水害になります。
どちらの浸水害も地震や火災と比べ、直接の害が及ぶまでに若干のリードタイムがあるのがポイントです。
時間的な余裕があるということは、それだけ被害を少なく抑えられる事でもあり、職員の災害対応行動によっては被害を最小限に止める事が出来るという事でもあります。
その点も含め、立地条件と施設のスペックを活かした効果的な避難行動を行えるよう災害対応訓練を行いました。
まずは、施設長による防災啓発講義で防災意識の向上を行い、
日本中の防災意識が高まる時節でもあり、職員のみなさんも改めて防災への取り組み方を考えさせられたようです。
次に防災委員会による災害情報に合わせた避難行動基準や災害発生時の緊急参集基準など各基準に対しての認識の共有をします。
例えば、上階避難の際に停電等でエレベーターが使用できない場合は、人力で車いすごと持ち上げて階段を上っていかなければなりません。訓練では実際に階段避難にかかる労力がどれだけのものかを体験してもらい、その様な状況になる前に、エレベーターが使用できるうちに、即時次の行動に移れるよう準備を整える『段階的な避難行動』がいかに重要かを認識してもらいました。
災害対応の統制をとるために最も重要なことがマニュアルの把握とそれに即した訓練だという事も浸透してきているように思えます。
今後も訓練を重ねて行き、いざという時は全職員が災害対応リーダーとなれるよう防災力の優れた花見の里を目指していきたいと思います。