師走の恒例行事
今年も残すところ1か月をきり、花見の里では恒例となりました『門松づくり』が始まりました。
例年同様に花見の里職員の家族が所有する角田山麓の竹林より伐採!!
澄んだ大気、しっとりとした木漏れ日の下、閑寂の竹林に軽やかに鳴り響く竹を切る音。
三日月の夜にかぐや姫と出会えるならばと鋸を引く師匠。
師走と言うだけあり普段はスローライフを地で行くマイペースな師匠も、この時期だけは仕事の合い間合い間の僅かな時間を門松づくりに当てる慌しい毎日。
太さや長さ…真っ直ぐだったり曲がったり…大小さまざまな竹
流した汗と涙で幾分スマートになった師匠…「竹も人の心も真っ直ぐなのは少ねえ」と呟いたとか…
乳酸の溜まりまくった広背筋のせいか、いつもより大きく見える師匠の背中。
お勉強させていただきました。
何はともあれ無事に伐採を終え運び込まれた竹。
ここから斜めにそぎ切る作業行程に入るのですが、これを竹引き鋸のみで一揃い10対の門松分の竹を切り揃えていきます。
予備も含めおおよそ70本!
私の様な素人では斜め入れた鋸が、あっちにはみ出しこっちにはみ出し、切り終えた頃には切り口の周りは傷だらけに。
師匠からは、「縁起物を傷めるんじゃね」と一喝されたとか…されないとか…
方や師匠は竹を愛でるよう一引き、やさしく息を吹きかけまた一引き、
『石の上にも3年』
『竹の上に三ケ月』
師匠、
お勉強させていただきました。
冬至を迎えるころには最後の仕上げをご報告できると思います。